俺達はどれだけの時間を共有したんだろう?
十年経っても分からない事があれば、一分だけなのに分かった事がある。
ここでは何もかもが回っている。回らなければ死んでしまう。
だから分かったフリをしたり、照れ隠しのくだらない話しをする。
今日を懸命に過ごそうとしても、電車が停まってしまうとかき消される。
街の灯りにかき消され、遠のいていく。
あの鉄線の振動が、会ったこともないヒーローとして現れる。
ヒーローは指先に、雨に、文字になって救ってくれる。
こんなはずではなかったなんて嘘だ。
青く燃えろ。赤く染まれ。
0 件のコメント:
コメントを投稿